先日に続いて、飲食店におけるスタッフ教育シリーズ第3弾
前回までの振り返り
ここまでの振り返り。
「スタッフをしっかりと【訓練】しなくてはいけない。」
【訓練】とは個人に依存せずに組織のレベルをあげることでした。
そのための訓練のゴールは
「スタッフが【自立して】【適切な行動ができている】状態を作ること」
言い換えると、
「スタッフが【指示をしなくても】【決められた優先順位で】【決められた作業手順を守って】行動している状態を作ること」
でしたね。
スタッフを訓練するとは、具体的に何をすればいいかは前回のお送りしましたが、
シンプルに言うと、
「妥協せずに、【やらせる】こと」です。
振り返り終わり。
今回のテーマ 動機づけとフィードバック
さて、本日の内容は、
「【訓練】とは「やらせること」。でも、それだけでは、、、。~動機づけとフィードバック~」
をお送りましす。
前回で「妥協せずに、やらせなければいけない!」という意思をもって頂いていれば、
スタッフ教育の最初の一歩はクリアです。
うまくいかなくても、「やらせよう」という意思は折らないでください。
仕事の優先順位は、「やらせること」>「うまくやること」です。
失敗しても、やるべきことをやらせようとすることに間違いはありません。
とはいうものの、いざ「訓練とは、やらせることだ!」と言ってやろうとしても、
「やらせることができなかったり」
「やらせているけど、不安があったり」
「やらせているけど、いつも指示になっていて、訓練できていない」などなど、
実際にやっていくには、不安や課題があったりすると思います。
これを解決する手段が「動機づけ」と「フィードバック」です。
最初に「動機づけ」を行い、
次に「実際に訓練」を行い、
素早く「フィードバック」を行う。
これで、一つのセットの訓練の流れになります。
大事なことなので、何度も言いますが、
訓練の流れとしては、「最初に動機づけ」を行いますが、
店舗を運営していくにあたって、「一番重要なのは訓練」であることに変わりはありません。
うまくいかない時に、どうしても「最初の動機付け」に原因があると考えてしまうのですが、
「訓練=徹底してやらせる」ができていれば、店舗は変わっていきます。
一番大事なのは「訓練=徹底してやらせる」ことです。
では、「動機づけ」とはなんなのか?
動機付けとは、スタッフが「これから【厳しい訓練】が行われる」ことを受け入れた状態をつくことです。
例えば、みなさんが業務上の指導で殴られたら納得するでしょうか?
絶対に納得しませんよね。
では、みなさんが「格闘技の稽古」で殴られたらどうでしょうか?
ある程度までは納得するのではないでしょうか。
同じ殴られるという行為に対して、納得がいくのは「格闘技」という条件が付いたからです。
仕事に置き換えるとどうでしょうか。
出勤から退勤まで、できていないことだけを指摘されたら、納得して働けるでしょうか?
結構つらいですよね。
では、こんな説明があってからだとどうでしょうか?
「初めての仕事だと思うので、わからないことやできないことがたくさんあると思います。今は一つ一つできるようになっていくことが一番の仕事です。
初めのうちはできていないことを一つ一つ見つけて教えていくの、研修が終わる1週間後には全てできている状態を目指しましょう。」
納得以上に、できないことを指摘されることに感謝までされるかもしれません。
これが「動機づけ」です。
では、「動機づけ」ができていないとおきる問題は何でしょうか?
【出勤回数の減少】【スタッフの離職】です。
店舗の成長が止まるのではなく、スタッフが減ります。
もし、納得のいかないまま、空手道場に投げこまれて、稽古として殴られたとしらた、私なら泣きながら逃げ出します。【=スタッフの減少】
もしくは、怒りにまかせて、殴り返して、道場やぶりをします。【=結果的に店舗の成長】
雑な例になってしまいますが、一定数は「自分で、自分の動機付けが済んでいる人」というのがいます。
この人たちがいますので、【訓練】をしっかり行っていれば、店舗のレベルは上がります。ですが、少数精鋭化していきます。
それはそれで問題がありますので、「動機づけ」も大切だということです。
そんな重要な「動機づけ」については、別でお送りしたいと思います。
大分長くなったので、フィードバックについては、次回お送りしたとおもいます。
次回は「スタッフが自主的に動き出す!?~動機づけとフィードバック②~」をお送ります。
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