アニメとか映画とか、そういう話

2025年1月15日 今さらだけど、「君の名は。」

プライムビデオで見ることができたので、久しぶりに見てみた。
一回目は映画館でみて、今回は二回目。
新海誠さんの映画は、好きだ。
風景が描写が昔から素晴らしい。
このころには人物の顔も見られる上手さになっている。
「たかきくん」の顔をみると思わず目を伏せてしまうが、、、
心理描写も、誰もがもっている、厨二病感というか、男の女々しいところというか。
いい歳になったら、恥ずかしくて人には言えないような、自己中心の感傷をいい感じに表現されていると思う。

夢の中で出会った、すげぇ好きな人。なのに顔が思い出せない。

映画の中で、二人が入れ替わっていた時の記憶をなくすという描写がある。
私も夢の中で、とても好きな人にであったことがある。
その人は、初恋の人のような気がするし、両想いでも付き合うことはなかったあの人のような気もする。
初めて付き合った人の面影も感じるし、今となりにいるパートナーに出会った時の気持ちにも似ている。
だがしかし、目が覚めると顔が思い出せない。
顔が思い出せないのだが、ものすごく好きだったという気持ちと、もう会えないという切なさが残っている。
そんな体験を物語にすると、こういう物語ができるのかもしれない。
しかし、最後のハッピーエンド・・・これはいただけない。
ハッピーエンドは新海誠さんの作品の本質ではないと思う。
秒速5センチメートルのような報われない結末。
ハッピーエンドではなく、もっと鬱々したカタルシスこそが新海誠作品に求められているものだ。
いや、私が求めているものだ。
「カタルシス」とか言い始めてしまう私の中二病を満足させてほしい。

秒速5センチメートルのアナザーエンディング

恐らく意図的なものだと思う。
たかきくんは、9年越しにあかりに会えたんだと思う。
これを視ている私たちも9年越しにハッピーエンドを迎えたのだろうか。

え?ていうか、「君の名は。」って2016年の映画なの!?
9年前の映画とか信じられない。
驚きを隠し切れない。
9年ってあっという間。

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